肉ばなれとは筋肉に部分断裂のことで、いろんな部位に起こります。
難しい言い方ですが介達外力によるものを肉ばなれ、直接ぶつけてなるものは筋挫傷といいます。
肉ばなれは2つの関節をまたぐ筋肉が伸びながら収縮するときに起こりやすく、スポーツ選手ではふとももの前にある大腿直筋や、ふとももの後ろにあるハムストリングス、中高年ではふくらはぎが多いです。
ここでは、ふくらはぎの肉ばなれについてお話しします。
ふくらはぎの肉ばなれ
多くは腓腹筋という筋肉の内側部分(腓腹筋内側頭といいます)に起こります。
エコー検査をすると、筋肉がちぎれた部分とそこに内出血した血の溜まり(血腫といいます)が見えます。
ストレッチをしたときの痛みの程度や、ストレッチできる範囲から重症度がわかります。
RICE(ライス)処置
まずは応急処置が必要で、RICE(ライス)処置が基本です。
RICEとは安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字をとったものです。
初期には患部の圧迫や、松葉づえなどを使って体重をかけないようにして負担を軽くすることが大事です。
もりのみや整形外科では、整形外科専門医・脊椎脊髄外科専門医である院長による診療と、理学療法士(PT)によるリハビリテーションを実施しております。
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